おじいちゃんの里帰り
IN 自宅
よかった!!
★8.2
私の好きなロードムービー×家族ムービー♪
トルコ人のおじいちゃんが
家族のためにドイツで働いて生活する目的で移民してきてから
数十年。
おじいちゃんには子供が4人いて、それぞれに子供がいたりもして
今や大家族!
家族が一堂に会す時に、
おじいちゃんが重大発表をします。
『トルコに家を買った!家族で旅行にいくぞ!』
長男の離婚とか次男の退職、孫の妊娠の悩みとか
それぞれの生活も抱えながらもおじいちゃんの意思を大切にして
一家で3日かけて大型バスを運転していくんだけど
まず、皆、ちゃんといくんだ~!
とほっこり^^
おじいちゃんの突然の発案にも関わらず
受け入れるのって
今まで育てて貰って、おじいちゃんの愛情を皆一心に感じているから。
おじいちゃん・おばあちゃんを自然に敬うってゆうのが普通で
日本に足りない文化だよね
おじいちゃんの、全額旅費を出すっていうのもすごい。
何とかしてこいつらを
故郷に連れていきたいって思いが
あったのかもなぁ。
時代が違うから、
おじいちゃん達の頃と悩みもまた違うけど
それでも家族は家族で。
分かり合えなかったとしても
自分達のルーツを辿ることで感じてほしいものがあったのかな。
旅中、すぐ飽きちゃう一番最年少の孫のチェンクに、
お姉さん孫のがおじいちゃんの昔を語ることで
物語も進んでいくんだけど
この男の子(チェンク)可愛すぎな!
1960年代、
ドイツが労働力を求めていろんな国から移民を受け入れてたんだって
ドイツで働いたほうがお金になるのかもしれないけど
故郷の土地や文化は簡単に消えるものじゃなくて
それは勿論本人だけじゃなく、その家族の息子娘たち、孫たちにも
それぞれ葛藤があったんだろうな。
島国の日本では
あんまり日常で感じないことかも。
1960年といえば日本は
日米安全保障条約とか
東京オリンピックとか?
世界的にいったら
ベトナム戦争とか
ベルリンの壁の設置とか
キューバ危機
ドイツは移民政策をしてたんだね~。
一言で労働力といっても
勿論だけどそこには各個人のドラマがある
ドイツを愛する人もいて
トルコを愛する人もいる
ドイツにきてから
文化の違いに最初こそ戸惑う家族だけど
愛する人のためだったら
環境にも適応できるし、仕事も頑張れるよね。
〇誰のために、なんのために、仕事をするのか?〇
私も改めて突き詰めたいテーマだな~~
『我々とは先代の出来事の集約で
目の前で起こった出来事や被ったことの集約である
我々とは我々に影響を与えた人や存在か
我々が影響を与えたもの
我々とは我々が消えた後の出来事で
我々亡くして起こりえない事すべて』